恋したあの子は飛行機雲
じゃねぇよ馬鹿野郎!
というのが感想ですね。風立ちぬ。
結果から言えばそんなことですが、他にも色々思ったことをつらつらと書いてみようと思う。
当然ながらネタバレを含みます
イタリアの設計士の夢として描かれる飛行機たちのデザインは、その時点から考えられる「ぼくのかんがえたさいこうのひこうき」っぽくて良くできてるなぁと。
反対に次郎の飛行機のソリッドさが際立ってた。まあ零戦だしね。
時折挟まれる戦争のリアリティというか第二次大戦中であるということを忘れさせないような情報の散りばめ方は上手だなぁと。最後の夢の零戦の墓はとてもつらい。
飛行機の作画とか質感は流石としか言いようがなく、特にドイツ爆撃機のお目見えは嘆息ものだった。美しい鉄の塊。
最後、ボーイミーツガールとエンディングの話
僕は「物語に殺される女性」を久しぶりにガッツリ見てしまったので普通に辛かったです。つらい。
そして次郎の「夢」の、この作品における終着点、これも当然ながらつらい。
エンディングの数分でごっそり持ってかれた感しかない。
なんなんすかね。晩年になるとこう、つらいものを作りやすくなるんですかね…
明日はパシフィックリムでも見ようかな